バイクに乗ってたらiPhoneのカメラが壊れた！？

こんにちは！
iPhone修理のクイック千葉店です！

本日はiPhone12miniのアウトカメラの修理を行いました。
お持ち込みされた症状は、カメラを起動した際にカメラが振動してしまい、
写真が撮れないとのご相談でした。
振動がかなり酷く、どうやらバイクに乗車する際にカーナビとして
使用していたらカメラが壊れてしまったようです。

まだまだiPhone12miniですと
新しい機種なのでお買い換えなどは
考えていらっしゃらないとのことでした。

新しいアウトカメラに交換すれば
直りますので早速カメラの交換を行っていきます！

修理自体は難しくないのですが
iPhone12miniは本体と液晶が特殊な糊で圧着されているため
本体を開けるのに時間がかかります。
また繊細な液晶になっているので、
開ける際に気を付けないと画面が壊れてしまう危険性もありますね！

修理時間は約2時間程度頂き修理を行いました。
無事に直りましたのでお客様にお渡しいたしました。

また今回はそんなバイクに関する
カメラの故障について記載していこうかと思います。

〇症状の原因〇

実はこの症状、
バイクによく乗車される方から非常に多くのご依頼を頂きます。
その原因を簡単にお伝えしていきましょう！

2019年9月10日、Appleから正式に発表がありました。

「iPhoneを特定の周波数範囲内の高振幅振動、特に高出力のオートバイエンジンによって
生成される振動にさらすと、カメラシステムのパフォーマンスが低下する可能性が
あります。」
(原文はこちら：Exposure to vibrations, like those generated by high-powered motorcycle engines, might impact iPhone cameras)

iPhoneの一部モデルのカメラには、
光学式手ぶれ補正機構（OIS）、クローズドループAF、という機能が搭載されており、
写真の手ブレなどを綺麗に補正してくれる機能が備わっています。
このOISとAF機能が長時間特定の周波数範囲内の高振幅振動にさらされると
不具合が起きてしまい、写真やビデオの画質が低下してしまうとの事。
なので、故障してしまう周波数の振動を一部バイクが引き起こしてしまうため、
ハンドルや車体にマウントするとOISとAFが壊れてしまうようです！

Apple公式から注意喚起される程、
多くの方がこちらの症状に悩まれていたことが分かります。

またカメラ以外のシステムにはあまり影響がないとの事でした。

〇バイクの振動で壊れやすいiPhoneは？〇

対応されるOISが搭載されている機種として
iPhone6Plus以降からiPhone12までのモデルが該当に当たるようです。
12ProMaxの広角レンズのみ従来と違うセンサーシフト式の手ブレ補正が
搭載されているようですが
それ以外のカメラは以前の物と同じOISが搭載されているので
同じくその症状になってしまう可能性があるようです。

また13シリーズ以降は
センサーシフト式の手ブレ補正が採用されており
上記のようなカメラの故障は無くなりそうです。
ですが12までのシリーズを使っている方はかなり多いので
引き続き気を付けて使用していく必要があります。

iPhoneを主軸に記載していますが、
Android含む他社スマホのカメラにも同じような機能が備わっている
機種が存在するのでAndroidを使っている方も気をつける必要がありますね。

〇対策は？〇

バイクの機種やスマートフォンの機種によって
状況が変わりますので明確な対策は今のところ御座いません。
しかし市販の振動吸収ダンパーを使用して頂くことによって
振動を吸収することが可能です。
ですがそれを利用してもなお、状況や機種によっては
故障してしまう可能性がありますので完全な解決策では御座いません。

現状として長時間の使用を控えて頂く事を
当店では推奨しております。

〇修理担当者から一言〇

振動が激しいとライダー自身にも負荷がかかるように
小さいスマートフォンなら、尚更負荷が掛かりますよね。
なのでバイクに乗る際には気をつけて使用してください。

もし万が一故障してしまっても修理が出来ますので
是非お早めにお持ち込み下さい！！

また当店には待合席も設けておりますので
修理の間そちらでお待ち頂く事も可能です。
是非ご活用してください！